オルニチンは妊娠中・授乳中に摂っても大丈夫？

妊娠中・授乳中は摂取する栄養素も気をつけなければいけないものもいくつかあります。特にサプリメントを活用するときは、成分が凝縮されているので赤ちゃんに悪い影響が出てしまうものもあります。

サプリメントの中でもアミノ酸系のものは美容や健康のために妊娠中・授乳中にも使いたいという人も多く、オルニチンもそのうちの一つです。

ネット上のサイトではオルニチンは妊娠中・授乳中に飲んでも大丈夫！という情報もたくさんありますが、今回は実際のところ本当に安全なのか？という疑問点についてお答えしていきます。

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オルニチンは妊娠中・授乳中でも問題ない？

妊娠中に避けたほうが良い栄養素はいくつかあり、例えばビタミンＡであるレチノールを摂りすぎると産まれてくる胎児に悪い影響が出てしまうというのは有名です。

他にも、

などはできるだけ避けたり、過剰摂取しないように気をつけなければいけません。

では、オルニチンはどうなのかというと、オルニチンは特に赤ちゃんに悪影響が出るといったデータはありません。

オルニチンはもともと人間の体内に存在するアミノ酸で、摂取することで特に副作用が出たという報告もありません。

実際に催奇形性試験として、妊娠中の動物を用いて、オルニチンの母体と胎児への影響を確認したところ、安全性が確認されているというデータがあります。（参考：協和発酵バイオ）

また、オルニチンを豊富に含むしじみには、妊娠中に積極的に摂りたい鉄分も含まれています。

オルニチンが安全であっても、サプリメントに含まれる他の成分にアレルギーがあるという可能性は考えられるので、使用する前はしっかりと成分を確認するようにしましょう。

強いてリスクを挙げるとするなら、アミノ酸を過剰摂取することによる成長ホルモンの分泌の影響です。

オルニチンやアルギニンなどのアミノ酸は成長ホルモンの分泌を促してくれるという効果がありますが、妊娠中の場合に過剰摂取すると子供に過剰生育などの何らかの影響を与えてしまうという可能性はゼロではありません。

適量を経口摂取するぶんには安全ですが、妊婦さんや授乳中の方がオルニチンサプリを使いたいという場合には事前に医師に相談するようにしましょう。

このように、現状では安全とされているオルニチンですが、まだ妊娠中・授乳中におけるデータが十分というわけではないので、弱った肝機能を回復させたいなどの目的がない限り、特にオルニチンサプリを使わなくてもバランスのいい食事を心がけるということを個人的にはおすすめします。

妊娠中・授乳中にはとにかくバランスのいい食事を摂ることが前提です。

その上で、妊娠中に陥りやすい貧血を防ぐために鉄分をしっかりと摂ったり、赤ちゃんの骨や歯をつくりだすためのカルシウムなどを意識して補うことが大切です。

妊娠中や授乳中に特に摂取したいのが葉酸です。

葉酸は赤ちゃんの細胞分裂に必要な栄養素で、不足すると成長が遅れてしまったり、先天異常のリスクが上がってしまうということが解っています。

厚生労働省の母子健康手帳でも妊娠した場合、葉酸をサプリメントなどの健康食品から摂取することを推奨しています。

葉酸は妊娠中だけでなく産後や授乳期間にも多めに摂ることが大切で、葉酸を摂ることで良質な母乳をつくることがでたり、ホルモンバランスを整える、産後の子宮回復などの効果も期待できます。

妊娠中・授乳中は赤ちゃんやお母さんのためにも、無添加で高品質な葉酸サプリを活用して葉酸が不足してしまわないように注意しましょう。

美容や健康にもいいオルニチンですが、今のところ特に妊娠中・授乳中に飲むことがNGというデータはありませんが、個人的にはオルニチンサプリを使わなくても、バランスのいい食事を摂り、葉酸をサプリメントでしっかりと補っていくことをおすすめします。

どうしてもオルニチンサプリを使用したいという場合には、アレルギーがある場合は成分に注意し、医師や薬剤師に相談した上で使うようにしましょう。

レバリズム-Lには、静岡県産のしじみエキスが使用されており、オルニチン以外にも様々なアミノ酸やビタミン・ミネラルを補うことができる最もおすすめのサプリメントです。

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