肝機能を高めることで美容や健康に様々な効果を発揮してくれるオルニチンですが、このしじみに含まれるオルニチンは高血圧に対しても効果的なのでしょうか?
オルニチンは高血圧を直接的に改善するというよりも、血流を良くしてくれることで間接的に高血圧を改善してくれたり、肥満やストレスなどの高血圧になる要因を改善してくれる効果があります。
また、同じくしじみに含まれるタウリンには血圧を正常化してくれる作用があるので、積極的に取り入れていきたい成分です。
オルニチンの高血圧への効果
肝臓がコレステロール濃度の調整をしていることや、オルニチンを摂ることで高血圧になる要因を防ぐことが出来ることから、高血圧に間接的に効果を発揮してくれます。
コレステロールを調整
高血圧になってしまう原因は様々で一概には言えませんが、実はコレステロールが高血圧の原因になってしまうことがあります。
悪玉コレステロールが増えてくると血管に蓄積してしまうためその分血管が狭くなってしまいます。もちろん流れる血液の量は変わらないので、血管により圧力がかかってしまい、高血圧となってしまいます。
肝臓が弱ってしまうと血中のコレステロールの調整がうまくできず、動脈硬化を引き起こしてしまったり、高血圧になってしまったりします。特に脂肪肝のときは注意が必要です。
オルニチンを摂ることで肝機能をアップすることができ、血流をスムーズにしてくれる効果が期待できます。
高血圧になる要因を防ぐ
また、高血圧には、ストレスや肥満、睡眠不足などの生活習慣が密接に関わっていると言われています。
オルニチンを摂ることによって、代謝が良くなったり、睡眠の質が良くなる、ストレス・疲労の軽減などの効果がある事がわかっているので、オルニチンを取り入れることで間接的に高血圧を防ぐことができます。
特に肥満の人は高血圧になりやすいので注意が必要です。
タウリンで血圧を正常化
また、血圧が気になる時に積極的に取り入れたいアミノ酸として、同じしじみなどに含まれるタウリンがあります。マウスを使った実験でもタウリンを摂取することで血圧が下がったというデータがあります。
交感神経を抑制
タウリンの主な効果の一つに交感神経の緊張をやわらげるという効果があります。
脳にストレスがかかったときなどに分泌されるホルモンであるノルアドレナリンは血管を収縮してしまうので、高血圧の原因となりますが、タウリンを摂ることによって、このノルアドレナリンの分泌をある程度抑えることができるのです。
高血圧を予防・改善するには
高血圧のときに取り入れたいものとしては、塩分を排出してくれるカリウムや水分、食物繊維を摂ることが大切です。
また、オルニチンやタウリンを含むしじみもおすすめで、タウリンを含む食材としては他にもタコ、イカなどの魚介類があります。
ただし、しじみの味噌汁や魚介類などは塩分の摂り過ぎになってしまい、逆に血圧を上昇してしまうという可能性も考えられるため、サプリメントを活用することをおすすめします。
まとめ
高血圧は生活習慣病の3大疾患でもあり、自覚症状がなくても時間が経ってから症状が現れることがあります。さらに脳出血や脳梗塞などの合併症が引き起こされるケースもあるのです。
生活習慣や食生活を見直した上で、高血圧を間接的に防いでくれるオルニチンや血圧を安定化してくれるタウリンを積極的に取り入れていくようにしましょう。
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